プロ野球・天才打者特集 イチロー 落合博満 前田智徳 王貞治

プロ野球界に起きた前田智徳ブーム

前田智徳ブーム

前田智徳は、プロ野球広島東洋カープに所属した言わずと知れた天才バッターです。イチローに尊敬され、落合をして「天才は俺じゃない、前田だよ。彼のバッティングを一年中見ていたい」と言わしめた程です。

彼の名を一躍有名にした出来事があります。1992年9月、北別府投手の節目の勝利を自らのエラーがきっかけで試合中に消してしまいます。同点の八回、必ず打つと心に決めた打席で見事ホームラン。感情を表に出さない彼にとっては珍しく両手を強く握りました。

その後守備位置で涙を拭う彼の姿にファンは感動し、彼の活躍は一大ブームになりました。しかし、彼はこの試合後のヒーローインタビューを拒否。その前の打席でホームランを打って自らのミスを即取り返せなかったことに納得がいっていなかったのです。

涙も悔し涙だったとのちに明かし、更にファンをしびれさせました。 豊かな才能を持ち、その上に努力を重ねる選手でもレギュラーになれない人が多くいるプロ野球界において、前田智徳の打撃、精神力は突出していました。求道者のような姿勢も手伝って、引退した今でも多くの玄人ファンの語り草になっています。