プロ野球・天才打者特集 イチロー 落合博満 前田智徳 王貞治

広島カープで大活躍した前田智徳

大活躍した前田智徳

1989年のドラフト4位でプロ野球チーム広島カープに入団した前田智徳選手は、2013年に引退するまでカープ一筋で大活躍をしました。

そのプロ野球人生は波乱万丈だったものの、天才的なバッティング技術、野球に対する姿勢は、同じく一流打者だった落合博満やイチローをもうならせる存在であり、「求道者」と呼ばれていました。

ホームランを打ったにもかかわらず「理想的な打球ではない」と、ベースを一周する間ニコリともせず生還したり、試合中に右足アキレス腱を断裂し、その後遺症が後の選手生命に影響を与えた時でも「左足のアキレス腱も断裂すれば身体のバランスが良くなり、バッティング技術も向上する」と平気で言ってのけるほどでした。

現役23年間の通算打率は3割2厘で、これは2015年シーズン終了現在、通算7000打数以上の選手の中では歴代5位の好記録です。2000本安打を記録し名球会入りも果たしていますが、2000本目のヒットを放った時でも「怪我をして満足なプレーができていないのに、自分個人の事でこれだけ騒がれるのは申し訳ない」と、喜びを極力抑えて「求道者」らしいコメントを残しました。